原材料の値上がりを受け、10カ月連続の上昇となった。
日銀が発表した、企業の間で取引されるモノの価格を示す2021年12月の企業物価指数(※2015年平均=100)は108.7と、前の年の同じ月に比べ8.5%上昇し、10カ月連続のプラスとなった。
原油価格の高騰や、経済活動の正常化にともなう木材や鉄鋼など、資源価格の上昇を受けたもの。
全体の65%にあたる487品目が値上がりしていて、企業の間で、原材料の値上がりを商品価格に転嫁する動きが広がり始めている。
また、2021年1年間の企業物価指数は、2020年に比べ、4.8%上昇していて、伸び率は、比較が可能な1981年以降で最大となった。