日本には約300種のアリが生息していて、似たような種類も多いので見分けは難しいです。
中でもケアリ、クシケアリ、小型なハリアリなどは、好みの問題もあるのですが、いつも見つけてもあまり種類も調べずスルーしてしまいます。
標高の高い場所で、小型なクシケアリが結婚飛行をしていました。
何クシケだろう。
こちらはシワの感じや腹部の毛がかっこいいクシケアリの一種。
結婚飛行後の女王が歩いていました。
このタイプの小型ハリアリもよく見つけますが、採集せずスルーしてしまいます。
見つけた瞬間、すごい違和感があったのですが、ハリアリなのに繭を作らずサナギになっていますね。
別の場所で見つけた小型ハリアリ。
こちらも肉眼で見たときはヒメハリアリ?と思ったのですが、頭部の幅や、腹柄節が薄いことからミナミヒメハリアリのようです。
アリの見分けは難しいですが、それでも本気で調べようとすれば多くの種が同定できるのは、長年詳しく調べてきた、日本のアリ研究者の方々のおかげなのです。