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多くの住宅に囲まれた一角。
まるで、直立した状態で倒れているのは、クレーン車。

アーム部分が、崖の下に突っ込んでいる。

事故は、東京・北区のJR赤羽駅からほど近い、解体工事現場で起きた。

警視庁によると、16日午前10時ごろ、クレーン車が崖の下にある重機をつり上げる作業中に、何らかの理由で前方へと倒れたという。

この事故によるけが人はなかったものの、崖の下の塀が崩れるなどの被害が出た。

事故から数時間後、クレーン車を撤去するため、現場に重機が到着したが、道が狭く、近づけない状態が続いている。

今回の事態を受け、周辺の住民からはある困惑の声が聞かれた。

周辺住民「どこに避難すればいいか、それを聞きたいかなというふうに思って、今待っているんです」

警視庁によると、現場の地盤は緩く、重機をつり上げたクレーン車を支えきれなくなり、今回の事故が起きた可能性があるという。

クレーン車は、17日に撤去される予定。