新型コロナウイルスの感染が高止まりしているタイ。
その首都バンコクで、一風変わった取り組みが行われていた。
ピンクや赤色とりどりのカラフルな車。
変わった取り組みは、その車体の一部を使って行われている。
一体何なのかというと。
ずらっと並んでいるのは、全てタクシーの車体。
収入が激減した人々が、車の屋根で野菜などを育て始めている。
タクシーに乗っていたのは人ではなく、野菜の苗。
一体、どんな野菜を育てているのだろうか。
女性が持っていたのは、タイ料理では定番の空心菜。
女性「簡単に食べられるし、成長も早い、とてもいいよ」
そしてナス。
ほかには、カボチャやネギパクチーなど。
なぜこんなところでこんなことをしているのだろうか。
その答えは、タクシードライバーの食料援助。
コロナ対策の厳しい規制で利用客が激減する中、タクシー組合が始めた。
街に活気が戻る日を根気強く待ち続ける。