北朝鮮から日本海に発射された弾道ミサイル2発について、岸防衛相は15日夜、日本のEEZ(排他的経済水域)の内側に落下したとの推定を明らかにした。
EEZ内への落下は2019年10月以来。
岸防衛相「発射された弾道ミサイルは変則軌道で約750km飛翔(ひしょう)し、日本海上に落下したものと推定される」
北朝鮮が15日午後0時32分ごろと37分ごろに発射したミサイルの推定落下地点について、政府は当初、EEZの外側としていたが、その後の情報分析で、石川県の舳倉島の北およそ300km、EEZの内側とした。
高度は従来から北朝鮮が保有している「スカッド」より低く、最高で50km程度と推定している。
発射を受け、菅首相は「強く非難する」と述べていて、政府は北京の大使館を通じて北朝鮮に抗議した。