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英国・イングランドで 13 日、国民保健サービス (NHS) の Covid Pass システムが昼前から4時間近くにわたってダウンし、多くの旅行者などが影響を受けたそうだ (NHS Digital のツイートThe Guardian の記事 [1][2]Ars Technica の記事)。

英国の航空会社やフェリー会社は多くが搭乗前に COVID-19 ワクチン接種証明の提示を義務付けており、事前に紙の接種証明を取得していない旅行者は NHS アプリや Web サイトで Covid Pass にアクセスして接種証明を表示することになる。しかし、システムダウンにより接種証明を提示できなくなり、多くの旅行者が足止めされる結果になった。また、ウェールズではナイトクラブなどへの入場時に接種証明の提示を義務付けているため、イングランドから来た人が入場できない事態も発生したという。

NHS Digital 公式 Twitter アカウントでは世界的なサービスプロバイダーの技術的な問題が原因で、他の組織も影響を受けたなどと説明しているが、アプリの提供開始によりアクセスが増加していたことも一因のようだ。英国に限らず、より多くの場面で接種証明の提示が必要になれば、接種証明アプリの障害発生が大きな影響を生むことになるだろう。

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