働く人に役立つプラスαな考え方に注目する「αism」。
「SDGs」を知ってもらい、そして行動してほしい。
東京ガールズコレクションが、自治体とコラボ。
SDGsカラーに点灯する観覧車に、区内を走るSDGsラッピングのバス。
街中、SDGsだらけの狙いとは。
11月7日、オンライン配信で行われ、延べおよそ14万人が視聴した東京ガールズコレクション完全プロデュースのランウェイショー「SDGs FES in EDOGAWA」。
東京・江戸川区の自然の豊かさを表した「緑」と「青」を基調としたステージでは、使用をアイテムのほとんどがサステイナブルなものでコーディネート。
廃棄されたペットボトル165本から作られたアウターなどが紹介された。
モデル・藤井サチさん「ペットボトルから作ったとは思えないくらい、すごくかわいいですし、肌触りもすごく良くて、しかも暖かくて、すごくびっくりしています」
また、「ダイバーシティ」がテーマのステージでは、SDGsの17の目標を表現したカラフルな衣装を身にまとった、ジャンルを超えた多彩な出演者がランウェーを歩いた。
そこには、“義足モデル”の海音さん(20)の姿も。
誰もが生きやすい社会に向けて、メッセージを発信した。
“義足モデル”の海音さん「わたしは義足だけど、そこは自分にしかない個性だと思っているので、まずは自分の個性を自分が認めて、他人の違う個性も認め合えるような世の中になればいいなと思っています」
「SDGs FES」が行われた江戸川区では、ほかにも、船堀駅前に設置されたフラッグや、区内近郊を走るバス、さらには葛西臨海公園内の観覧車まで、SDGsカラーに。
街のいたるところで、SDGsカラーに染まっている江戸川区。
9月25日から、およそ2カ月の期間を、「SDGsを知る・理解する」を目的にした普及啓発イベント「SDGs Month in EDOGAWA」を行っている。
しかし、いったいなぜ、江戸川区がこのような取り組みを進めるのか。
江戸川区・斉藤猛区長「SDGsの理念で、『誰一人取り残さない』ということがあるが、江戸川区も『共に生きる街』、『誰もが安心して暮らせる社会』を目指している。SDGsをまずは知って、理解して、考えて行動する。そういう形になればいいなと思って。ことし1年は、SDGsをまず知っていただく、理解していただくことを意識した年にしたい」
また、TGCが行政をサポートする意味については。
W TOKYO・村上範義社長「わたしたちは、もともと、地域の魅力や財産をコンテンツ化して全国に発信するという強みを持っていて、特にコンテンツ化することによって、区の魅力や未来や目指す方向というのを、若者にたくさん興味を持ってもらえるというのが強みかなというふうに思っていて、とりわけ行政の取り組みというところを、なかなか若者は興味を持ってくれないというのが課題なので、若者にできる限り知ってもらうというところに価値があるのかなと考えている」