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 【グラスゴー(英北部)=板東和正】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の成果文書づくりでは、温室効果ガス削減の道筋や資金援助のあり方をめぐって先進国と新興国・途上国の溝が改めて浮き彫りになった。石炭火力発電に関する表現が「段階的な廃止」から「段階的な削減」へと弱められたのは、インドや中国が途上国の側に立ち、草案に反発したためだった。