オーストラリアの裁判所は、政府によるビザの取り消しを撤回するよう求めていたテニスのジョコビッチ選手の訴えを退けた。
これにより、全豪オープンの欠場が決まった。
オーストラリアの裁判所は、16日、政府がジョコビッチ選手のビザを取り消した決定を支持する判断をした。
国外退去となったジョコビッチ選手は、声明で、「非常に失望している。少し休息を取る」などとして、全豪オープンへの出場を断念したことを表明。
日本時間の午後9時前、オーストラリアを出国した。
裁判所の判断についてオーストラリアのモリソン首相は、「国民の安全を守るための決定を歓迎する」などとコメントしている。
今回の決定により、ジョコビッチ選手は、原則として3年間、オーストラリアに入国できなくなる。