16日夜になって北朝鮮は、ミサイルの新たな映像を公開した。
山あいに敷かれた線路。
トンネルからゆっくりと列車が出てくる。
貨車の天井が開き、中から姿を現したのは…。
轟音とともに激しい炎を噴きながらミサイルが発射された。
これは、弾道ミサイルの発射訓練。
北朝鮮は、さまざまな角度から映像を撮影していた。
15日、日本海に向けて発射され、日本の排他的経済水域内に落下したと推定されるミサイルとみられる。
今回の列車型について、熊谷大学・李相哲教授は、「列車にミサイルを積んでいるので、衛星で探知しにくい。発射手段が増えたのは脅威ですね」と分析する。
このところ、ミサイル発射を繰り返している北朝鮮。
発射訓練には、軍事的なアピールのほかに、政治的なメッセージもあるという。
李教授「今までトランプ政権は、短距離弾道ミサイルに関しては容認するような姿勢を見せてきた、アメリカ(バイデン政権)がどう出るのか確認したい意味合いが大きいと思う」