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庭の雑草、イラクサが、
せっかく元気に生えてるので、
イラクサ茶を飲むことにしました。

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イラクサの毒付き刺に気をつけつつ、
葉っぱをカップに入れてお湯を注ぐだけ。

ちなみにこのハロウィーンカップはあかね作。

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葉っぱが底に沈んで、お湯が薄い緑色になったら飲み頃。
ゆですぎたほうれん草のような味です。
つまり、飲んで特においしいものでは、ない。

じゃ、なぜ飲むのかといいますと、
このイラクサ、薬効がすごいんです。

ビタミン、ミネラルが豊富で、
特に鉄分を多量に含んでおり、
血液をきれいにして、腸も大掃除してくれます。
ヨーロッパでは伝統的に、
春にイラクサをほうれん草みたいに食べるそうですよ。
イラクサのキッシュとか。

イラクサ茶が効く症状としては、
花粉症、リューマチ、腎臓結石、腎炎、アトピー、ぜんそく、貧血などなど。

そしてそれよりも、なによりも。

このイラクサ、バイオダイナミックでは、
火星のエネルギーがぎゅっと凝縮されている植物で、
調剤作りに使われているんです。

火星のエネルギーというのは、
植物の成長を妨げている障害を、
とりのぞく力あるそうです。

つまり、植物が次の段階に移ろうとしているときに、
そのためのエネルギーの流れを妨げているものがあったらその障壁をぶちこわす、そういう力です。

植物だけじゃなく、人間にだってきっと、
火星はそんなふうに働くのだと思います。
つまりイラクサは、
自分自身の成長を阻害するものを、
取り払う力を与えてくれるのじゃないかと思うのです。

私は貧血気味だし、腎臓が弱いし、
火星エネルギーは常に不足してるので、
イラクサ茶は、まさにうってつけ。

だから、いまいちおいしくなくても、
せっせと飲もうかなと思ってるわけです。
まずくはないしね。

それはそうと、
イラクサというと、私はアンデルセンの「白鳥の王子」を思い出します。
末娘のお姫様が、白鳥に姿を変えられてしまった11人の兄王子たちのために、
イラクサでシャツを織る話です。

お姫様が、口を開く事も許されず、
朝も夜も、イラクサの刺で手に血をにじませながら、
ひたすら糸を紡ぎ、シャツを織り上げていく、
子ども心にも鮮烈なイメージだったなあ。

久しぶりに読んでみたら、
忘れていた話の後半はかなり映像的でドラマチック。
さすがアンデルセンです。
白鳥の王子 アンデルセン童話 <福娘童話集 きょうの世界昔話>

実際にヨーロッパでは16世紀に綿が普及するまでは、
イラクサは、麻などとともに、
布地の主要原料だったそうだし、
最近また、綿に代わるエコな素材として、
注目されてるそうです。

王国を離れて、渡り鳥になっていた王子たちを、
人間にもどす力のあったイラクサの服ですから、
もしかしたら、私たちが迷っている時、
自分の運命に向き合う力を与えてくれるかもしれないですよね。

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