首都が陥落したアフガニスタンでは、反政府武装勢力タリバンから逃げようと数千人の市民が空港に詰めかけ、大混乱となった。
およそ640人がひしめく写真。
空港から離陸するアメリカ軍の輸送機に乗る市民たちの様子。
タリバンに制圧されたアフガニスタン首都・カブールの空港には、数千人の市民が押しよせ、飛び立とうと滑走路を進むアメリカ軍の輸送機にしがみつく市民の姿も見られた。
空港は、パニック状態の市民であふれかえり、死者も出たという。
カブールの市街地では、武装したタリバンの兵士が行き交い、道で検問を行う姿が見られるものの、現時点では、市民の生活に大きな影響は見られていない。
一方、アフガニスタンに残っていた日本大使館の職員全員は、国外へ退避した。
外務省によると、17日、職員12人がカブール空港から友好国の軍用機で出国し、UAE(アラブ首長国連邦)に到着したという。
大使館は15日に閉鎖していて、日本人保護など今後の業務は、トルコのイスタンブールに設けた臨時事務所で行うという。