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『人新世の「資本論」』を読み終えた。

この間、なんと約一ヶ月をようした。

なんという、気力の持続性の減退! 致し方ない。

読破できたことに、満足したい。

さてさて、読み終えての感想は──、

「世の中の見方が変わった!」、だ。

地球規模で見れば、日本列島は、小さく、太平洋の西の端、

アジア大陸にちょこんと寄り添うように、位置している。

これまでも、いまも、比較的、気候に恵まれ、生活できていた。

その日本列島の中でも、より災害が少ない地域で

暮らしてきた、わたしなどは、高齢をいいことに

毎日が無事にすぎていけばよしと、年々思ってきた。

しかし、しかし━━、

そんな生活姿勢は、まずいことを

この本『人新世の「資本論」』を読んで知った。

 
キーワードは「気候変動」の視点、地球規模という視点。

もちろん、毎年梅雨時期に入る頃から、

大雨による災害が増し、人事ではなくなっているし、

冬の時期の、雪の降り方も、尋常でなくなっている。

今年の春前後は、今までにないほど、穏やかな天気が続いた。

しかし、それだけにこれから始まる季節に、

不安をいだくのは、わたしだけだろうか。

斉藤幸平さんのこの本は、初めのころは、

「資本論」を意識したが、終わりの頃には、

「資本論」の理解、展開は、難しいから、どうでもいいかなと思った。

問題は、いま地球は、気候変動という大事な問題が

優先課題で、もっと危機感を持たないといけない。

とくに、日本はのんきな人が多く、この危機感を

まずは、共有していかないと、マズイ!

つまり、現実を知ること、知らせることが急務。

いい例が、初めての菅、バイデン会談での注目が

「台湾」ではないだろう。

のんきな日本の旗振りは、相変わらずマスコミで

テレビを見ることしか時間を過ごせない、多くの人々は

何も知らず、この地球の破滅の流れに、流されていく。

まずは、斉藤幸平さんが、危機感を持って書いた

『人新世の「資本論」』を難しいと思う箇所は

横に置き、最後まで読んでみよう。

きっと、新しい見方にたどり着くのではないか。

わたしは、途中、遅まきながら「グレタ」さん

(スウェーデンの環境活動家)についても調べました。

すると、最近のインドで起きている農民運動に

影響を与えているという。

世界的視野、地球的視野で世の中見ていかないと

日本は取り残されるというか、マイナス方向に

加担することになる。

これからは、隠されている情報を、探し出すことに

もう少し努力していく。

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