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 【ワシントン=塩原永久】米国で新型コロナウイルスのデルタ株が流行し、好調な景気の見通しに影が差し始めた。経済成長率は年初から6%超が続くが、17日発表の7月の小売売上高は2カ月ぶりにマイナスに転じ、経済情勢の変調を警戒して同日の米株式相場は大きく下落した。ワクチン接種にいち早く取り組み、在宅勤務の浸透などで景気のV字回復が視野に入っていた米国経済の持続力が問われる情勢だ。