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世界初の民間人だけによる「宇宙旅行」を終え、アメリカの宇宙船が地球に帰還した。

アメリカの民間宇宙企業「スペースX」の宇宙船「クルードラゴン」は、日本時間の19日午前8時すぎ、予定通り、フロリダ州の沖合の海に着水した。

着水した「クルードラゴン」は、船に回収され、搭乗者4人が1人ずつ宇宙船を下りた。

今回の飛行は、実業家のジャレド・アイザックマンさんが、小児がんの研究に力を入れている小児病院への支援を呼びかけることなどを目的に権利を購入。

子どものころに、この病院で治療を受け、現在は職員として働く女性を含む、さまざまな経歴の3人が同乗した。

地球の軌道上を世界で初めて民間人だけで周回する3日間の旅行で、参加者たちは、ドーム状の窓から地球を撮影したり、小児病院の子どもたちとビデオ通話をするなどの活動を行った。

宇宙旅行から帰還した4人は、SNSに「私たちはやった!」、「素晴らしい冒険だった!」などと相次いで喜びを投稿した。

関係者は、「新たな時代の幕開け」としている。