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林外相は18日、中国の王毅国務委員兼外相と電話で会談し、尖閣諸島をめぐる情勢や香港などの人権状況について深刻な懸念を伝えた。

会談で林大臣は、沖縄県の尖閣諸島をめぐる情勢や東シナ海、香港、新疆ウイグル自治区などの状況に対する深刻な懸念を表明するとともに、台湾海峡の平和と安定の重要性について指摘した。

そのうえで、懸案の解決に向けて対話と協議を重ねる考えを強調した。

中国側の発表によると、王毅氏は「歴史や台湾などの重大な問題では後退せず、一線を越えない」と日本側に求め、台湾問題への介入をけん制した。

一方、林大臣と王毅氏は2022年の国交正常化50周年を契機に、経済や人的交流を後押しすることについては一致した。