オレンジ色の墨汁のような液体をかけられた総務省の看板。
さらに、東京地裁にもべっとり。
19日午前10時すぎ、男が警視庁の捜査員に連行された。
看板に液体をぶちまけ、現行犯逮捕されたのは、70代の男だった。
騒然とする、19日朝の東京・霞が関。
男「暴れてへんやん! 逃げも隠れもしてへんのやから」
午前10時ごろ、多くの警察官に囲まれ、大声を上げていたのは70代の男。
手にオレンジ色の液体がついているのがわかる。
男は総務省の看板に塗料をかけ、また、目の前の裁判所の看板にも塗料をかけたという。
総務省の看板には、「務」の部分にオレンジ色の液体がべっとり。
地面にも、こぼれた跡が残されていた。
そして、道路を挟んだ東京地裁の看板も液体で汚され、液は壁を伝って滴り落ちていた。
そして、午前10時すぎ。
男が警視庁の捜査員に連行された。
警察から手荷物検査を受ける男。
手には、犯行に使ったものとみられるオレンジ色の液体が付着していた。
さらに…。
警察「これ自分の?」
男「知らんな~」
男のものとみられるキャリーケースとタオルにも、オレンジ色の液体が。
器物損壊の現行犯で逮捕されたのは、住所・職業不詳の70代の男。
調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているという。
霞が関では、2021年8月以降、法務省や検察庁などの看板にスプレーやペンキをかけられる事件が相次いで発生。
現在のところ、関連はわかっていない。