「悪質性が高い」無免許運転7回
東京都議選の期間中、無免許運転でひき逃げした疑いで書類送検されていた、木下富美子都議。
19日、東京地検は木下都議を道路交通法違反の罪で在宅起訴した。
木下被告は2021年5月から7月の間、7回にわたって無免許で車を運転した道路交通法違反の罪に問われており、短期間で常習的に無免許運転を繰り返していたことが「悪質性が高い」と判断され、起訴に至ったとみられている。
一方、人身事故を起こし逃走したことについては不起訴となった。
問題が発覚後、体調不良を理由に都議会を欠席し続けてきた木下被告。
東京都議会は2度の勧告決議を可決。木下被告は11月9日、約4ヵ月ぶりに姿を見せた際、議員辞職しない考えを強調していた。
木下富美子都議:
失われた信頼、回復することは大変厳しい道のりであることは覚悟しておりますが、ひとつひとつこれからの議員活動の中で答えを導き出させていただければと考えております。
11月18日の都議会では木下被告に対する質疑が行われる予定だったが、本人は体調不良を理由に欠席。委員会は24日に再び質疑を行うことを決めていた。
今後の活動は?有罪でも執行猶予ならば失職せず
在宅起訴されたことで今後の議員活動はどうなるのか。
公職選挙法では禁錮以上の実刑になれば失職になるが、書類送検・起訴段階では失職せず、仮に有罪判決となっても執行猶予がつくと失職しない。
木下被告のお膝元である板橋区民はどのように受け止めているのだろうか。
板橋区の女性:
やめてほしいとかっていうのは本人が決めることですけれど、(都議として)ふさわしくないって思います。
板橋区の女性:
大概はみんな辞めてほしいでしょ。だって恥ずかしいじゃん、板橋区民として。彼女が議員をやっていることはやっぱりちょっと恥ずかしい。
板橋区の女性:
自分から潔く一回辞めて、また次のチャンスがあればもう一回チャレンジされるといいのかなとは思います。