立憲民主党の代表選挙が告示され、4人の候補者が立候補した。
4人は共同の記者会見に臨み、党勢拡大や野党共闘をめぐり、自らの考えを訴えた。
代表選には、逢坂誠二氏、小川淳也氏、泉健太氏、西村智奈美氏の4人が立候補した。
立憲民主党は、10月の衆院選では共産党などと候補者一本化などの野党共闘で臨んだものの、議席を減らしており、4候補が臨んだ記者会見では、2022年の参院選での共産党との共闘に注目が集まった。
逢坂誠二元首相補佐官「(衆院選で)1対1の構図を作れたところは、それなりの成果があった。地域事情に配慮しながら、できる限り1対1の構図を作る」
小川淳也元総務政務官「(参院選の)1人区は、必ず自公は一本化してきますから。できるだけ野党は一本化していく。地域事情を十分ふまえなければならない」
泉健太政調会長「(参院選の)1人区においては、一本化を目指していくということは明確にしたい。当然、野党各党の連携が必要だ」
西村智奈美元厚労副大臣「やはり1対1の構図に、自公政権の議席を1つでも減らしていくというためには必要不可欠なことだ」
4人の候補は、いずれも2022年の参院選での候補者一本化に前向きな姿勢を示したが、共産党との具体的な共闘のあり方については言及しなかった。
代表選は30日に投開票が行われるが、4人が立候補したことから、1回目の投票では誰も過半数を取れず、決選投票にもつれ込む可能性が大きくなっている。