いわゆる徴用工をめぐる訴訟で、三菱重工が韓国企業から受け取るべき商品代金を、韓国の裁判所が差し押さえていたことがわかった。
戦時中に強制労働させられたと主張する韓国人による、いわゆる徴用工訴訟で、原告代理人によると、韓国の裁判所は8月12日、三菱重工が韓国企業から受け取るべき商品代金およそ8,000万円を差し押さえる命令を出したという。
日本政府は、日本企業に実害が生じた場合、韓国への対抗措置も辞さない構えだが、競売などで現金化する手続きがいらない代金が差し押さえられたことで、日本企業の実害が現実味を帯びてきた。