Activision Blizzardは本日(2021年8月20日),Sledgehammer Gamesが開発するCoDシリーズ最新作「コール オブ デューティ ヴァンガード」(PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)を正式に発表した。発売は2021年11月5日とのことだ。今回は発表に先立ち,本作のプレゼンテーションを見てきたので,その詳細をお届けする。
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本作の舞台となるのは第二次世界大戦で,キャンペーンでは4人の英雄による物語が描かれる。登場するのは大戦中の主だった戦線で活躍した実在の兵士をモデルにしたキャラクターだ。
プレゼンテーションではゲームプレイ映像が披露された。そこで描かれていたのはイギリス軍に所属するアーサー・キングスレイ軍曹(Arthur Kingsley)のプレイシーンだ。オーヴァーロード作戦において,ノルマンディー上陸に先立ち,空挺降下した兵の1人だ。
この空挺作戦で目標地点に降下できたのはわずかで,キングスレイ軍曹も味方とはぐれた様子が確認できる。連合国軍で味方を確認するための合言葉「フラッシュ」「サンダー」の描写もあり,ドラマ「バンド・オブ・ブラザーズ」さながらだ。
アーサー・キングスレイ軍曹のモデルとなったのは,英軍第7空挺師団に所属していたSidney Cornell軍曹とのことだ。
独ソ戦が行われた東部戦線ではポリーナ・ペトローバ中尉(Polina Petriva)の活躍が描かれる。彼女のモデルとなったのは,史上最高の女性スナイパーと言われるLyudmila Pavlichenko少佐だ。
太平洋戦線では,空母エンタープライズの飛行隊に所属するウェイド・ジャクソン大尉(Wade Jackson)が登場する。モデルはミッドウェー海戦にも参加したVernon “Mike” Micheel大尉であり,本作でもミッドウェー海戦が描かれるようだ。
最後は北アフリカ戦線,ニュージーランド遠征軍の兵士であるルーカス・リグス少尉(Lucas Riggs)。モデルとなっているのは,ヴィクトリア十字章を2度受賞した唯一の兵士と呼ばれるCharles Upham大尉だ。
この4人の兵士はベルリン陥落の直前,悪名高き秘密警察「ゲシュタポ」の局長ハインリヒ・フライジンガー(Heinrich Frisinger,モデルはHeinrich Muller)ら,ナチスの遺志を継ぐ者たちによって計画された「プロジェクトフェニックス」を阻止するために戦うという。
マルチプレイ
マルチプレイモードでは20以上のマップが登場し,これまでより進化した戦術的ゲームプレイが楽しめるとのこと。
今作から搭載される新モードとして「Champion Hill」というものが用意されている。
これは特殊部隊の訓練という設定で行われる戦いで,最大16人のプレイヤーが2名1チームとなり,トーナメント形式で戦っていく。戦いで成果をあげるとポイントが手に入り,それを使って装備やストリークを揃え,次の戦いに挑んでいくようだ。
CoDシリーズで人気のZombieモードは,今作にも用意されており,Treyarch Studiosが開発を担当し,BOCWのZombieモードの前日譚が描かれるとのこと。
また,Warzoneも用意され,こちらはRaven Softwareが開発を担当している。
こちらの詳細については今回は明らかにされていない。どういったものになるのか,続報に注目しておきたい。