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現在の日経平均株価や株式市場の状況と今後の見通しについて、アナリストの藤井英敏さんが鋭く分析! 日経平均株価は、10月15日と18日の2営業日で928.35円上昇しました。引き続き10月6日の2万7293.62円が直近の底値になっています。現在は、25日移動平均線を目指すリバウンド局面と認識しています。25日移動平均線を終値で上抜けることができれば、9月28日と29日とで空けた窓を埋める上昇が期待できます。日本経済の正常化に向けて、政府が着々と手を打つ姿勢を強く打ち出しています。このため、内部要因で日本株が大きく崩れる可能性は大幅に低下していると感じています。一方、外部要因も改善傾向です。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は10月17日、「中国の恒大集団の問題が中国経済や金融システムに及ぼすリスクを、当局は封じ込めることができる」と述べました。