企業が「モバイルセキュリティポリシー」を軽視してはいけない法的理由

 企業はモバイルデバイスのセキュリティ要件を定義する「モバイルセキュリティポリシー」を策定する際、モバイルデバイスの潜在的なリスク要因を網羅的に定義することが重要だ。そのように策定したセキュリティポリシーは、データ侵害や他のセキュリティインシデントから企業のデータやアプリケーションを適切に保護するために重要な役割を果たす。  モバイルセキュリティポリシーは、単に企業が持つデータへのアクセスや、従業員が業務で使うモバイルデバイスで許可または禁止することを列挙するだけのものではない。モバイルデバイスを標的にするサイバー攻撃が現れ、モバイルセキュリティポリシーを更新する必要性がこれまで以上…

黒人技術者がほぼいない 「多様性」からは遠いIT業界の“悲しい現実”

 フィンランドの通信機器大手Nokiaは、IT分野中心のオンライン講義サービス「Udacity」を運営する同名企業およびIT業界の黒人コミュニティーBlacks In Technology Foundation と提携した 。その目的は、世界中のIT分野の社会的少数者(マイノリティー)向け に、ナノ学位(Nanodegree、注) が得られるオンライン奨学金プログラムの無料提供だ。 ※注:Udacityの特定コースを修了すると得られる修了証明資格。
 「教育は、IT業界の多様性実現に立ちはだかる障害を取り除くために有効な手段だ」。Blacks In Technology F…

“男社会”IT部門のトップになった女性は、男女平等の現状をどう捉えているか?

 英国のブラッドフォード大学(University of Bradford)でITディレクターを務めているジュリエット・アトキンソン氏は、“異色”の経歴の持ち主だ。前編「 失敗で人は強くなる――60人束ねる『敏腕女性IT幹部』の“異色のキャリア”とは 」は、シングルマザーだった22歳の時からのアトキンソン氏のキャリアを紹介した。後編となる本稿は同氏の視点で、IT業界における男女平等の現状を考える。
 アトキンソン氏によると、IT業界では男女平等までの道のりは遠い。女性のキャリア形成の障壁となるのが、仕事と家庭の両立の難しさだ。同氏もその例外ではない。「これまでの仕事を通じて、『家…

ランサムウェア対策“最大のハードル”は「経営者の意識問題」 Gartnerが指摘

 調査会社Gartnerは2021年10月にイベント「Gartner IT Symposium/Xpo」を開催した。その中のセッション「Crossroads: Should You Pay the Ransom?」で、同社アナリストのサム・オリャーイ氏とポール・プロクター氏が、ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃について議論を繰り広げた。
 「サイバー攻撃による被害は、技術的な観点からも、広報宣伝や評判の観点からも、大部分が企業の対処の不手際で広まる」とオリャーイ氏は話す。ただし重要インフラが攻撃された場合の影響は、被害企業の対処方法を問わず、さらなる問題を引き起こすこと…

ドイツの新政権が直面するコロナ対策と気候変動対策の板挟みエネルギー価格の高騰で原発再稼働の機運も高まりつつあるドイツ – 欧州

12月第2週にも「信号連立」とも呼ばれるドイツの新政権がスタートする。だが、足元で急増する新型コロナの感染者数と気候変動対策、そして財政健全化の間で股裂き状態になる可能性も否定できない。新政権の前途に漂う暗雲とは。…