スペイン植民地時代のプエルトリコを舞台にしたボードゲーム「プエルトリコ20」が、ゲームマーケット2021秋で先行発売されました。過去に発売された拡張も含めて日本語化された品で、一般発売はもうちょっと先になるとのことですが、一足先にプレイする機会を得たのでいろいろと遊んでみました。今回は拡張の第2弾「貴族」を加えてのプレイです。
拡張を入れない状態でのプレイの様子は以下の記事にまとめています。
農地開墾・建物建設・作物出荷を繰り返して新世界の成功者を目指すボードゲーム「プエルトリコ20」をプレイしてみた – GIGAZINE
また、拡張1「新たな建物」を導入してのプレイレポートは以下です。
教会・図書館・灯台などが加わり作物生産体制が一変する「プエルトリコ20」拡張セット1「新たな建物」プレイレポート – GIGAZINE
今回のプレイで導入する拡張2「貴族」では、「登記所」「礼拝堂」「狩猟小屋」「建設局」「御用商人」「別荘」「宝石商」「庭園」の8種類の建物が加わります。
また、労働者駒と同様の働きをする駒として、新たに赤色の貴族駒が入ります。建物や農園に配置して仕事をしてもらうという点では貴族も労働者も同じですが、ゲーム終了時、貴族駒は1つにつき1勝利点になります。そして、一部の建物に配置したとき、労働者とは異なる効果を得られます。
基本セットと拡張1の建物を選び、拡張2の建物をゲームボード上に配置して、プレイ開始。
プレイヤーボードは以前と同じで、1番手・2番手プレイヤーはインディゴ農園を、3番手・4番手プレイヤーはトウモロコシ農園を持ってスタート。初期資金は3ダブロン。
貯めた2ダブロンと、「建築家」特権のコスト-1ダブロンを利用して、拡張2で追加された「礼拝堂」を建設しました。
効果は「監督」フェイズのとき、労働者を配置していると1ダブロンを得られ、貴族を配置していると1勝利点を得られるというもの。中盤までは労働者を配置してダブロン稼ぎに利用し、終盤は貴族を配置して勝利点を稼ぐ、といった使い方ができます。
さらに4ダブロンで「狩猟小屋」を建設。狩猟小屋は開拓者フェイズ終了時に労働者を配備していた場合、自分の農園または森林を1つ捨て札にできます。また貴族配備時は、単独で最も耕作スペースが多く空いていれば2勝利点を得られます。
一方で、農園拡張や生産建物の建設が遅れたので、職が足りず、港に労働者があふれる事態に。
経済を回すためにも、コーヒー焙煎所を建設。
「商人」フェイズでコーヒーを売却し、特権を加えて5ダブロンを獲得。
これを元手に、「建築家」特権と採石場の効果で、「親方」フェイズでサプライから貴族を得られる「別荘」を建設。
さらに拡張を進め、大きな建物「要塞」を建設するところまでいったものの、残念ながら労働者を配置することができなかったのでボーナスは得られず、最終的に43勝利点でフィニッシュ。
勝利したプレイヤーは1番手で初期保有だったインディゴ農園をそのまま拡張していき、並行してタバコ農園も経営。作物を作ってはどんどん出荷していくという王道スタイルでしっかりと勝利点を稼ぎ、最終的に60点近く稼いで他プレイヤーを突き放しました。
さらなる拡張3「バッカニア」を加えたプレイレポートは以下です。
・つづき
海賊の略奪・襲撃・誘拐も活用するボードゲーム「プエルトリコ20」拡張3「バッカニア」プレイレポート – GIGAZINE
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