南西諸島に行くと、街中、公園、山、家の中など、どこに行っても見ることができるアシナガキアリ。
細身でスマートな体型で、明るく美しい色をしています。
夜間、民家付近で引っ越しをしていたのでしばらく観察をしてみました。
女王アリが現れました。
アシナガキアリは巣に複数の女王がいるので、次から次に女王が歩いてきます。
アシナガキアリの巣で暮らす好蟻性のチャイロクビナガカメムシが行列を歩いてきました。
アリとカメムシが一緒に歩いているって不思議な光景。
このカメムシは肉食でアリやサナギなどを捕食します。
そして、あの生物もやってきました。
好蟻性昆虫界のアイドル!
シロオビアリヅカコオロギです。
こちらも次から次に歩いてきました。
他にもトゲシリグロハネカクシも歩いてきました。
アシナガキアリは頻繁に引っ越しをするので、一緒に暮らす好蟻性生物たちも大変です。
アシナガキアリは石垣の隙間などに巣を作ることが多いのですが、その周りにたくさんいるテントウムシのような虫。
これはアマミクロホシテントウゴミムシダマシという甲虫です。
アリから攻撃をされることもなく、たくさんいるので一見好蟻性のようにも見えますが、この虫は石やコンクリートなどによくいる虫で、アシナガキアリと生息環境が同じなだけで、アリと一緒に暮らしているわけではないようです。