京都の大文字、福岡の物産展、愛知(日進市)の花火、
いずれも「福島県」を元気にしようと計画された催し物や生産物が
“放射能”という厄介者のために中止された。
今度は「福島県」で作られた“花火”を
愛知県の日進市が打ち上げようとしたところ、
20人の住民からクレームがついた。「放射能が拡散する」と…。
ただ、『中止に対する抗議』が
電話やメールなどで1850件ほどあったという。
日進市の住民からの抗議が大半だろうと思うが、
人としての良心に拍手を送りたい。
主催者側もこういう時節柄、
もう少し放射能に対するアレルギーを排除する準備が
必要だったかもしれない。
しかし、「花火」に人体に影響するほどの放射能が
付着しているだろうか。
クレームを言った住民ももう少し
冷静に行動を起こせなかったのか残念でならない。
同じ日本で住みながら
「排除の論理」をいつまでもかざしていたのでは、
いい国にはなれないのではないだろうか。
政府も除染作業に本腰で取り組んで欲しい。
そして、狭い日本の中でひとたび原発事故が起これば、
ある大臣の言葉を借りれば「死の町」になり、
「死の日本」になることも起こりうる。
先日も書いたように、
映画「渚にて」を
日本の指導者はもちろん、世界の指導者ももう一度真剣に見て欲しいものだ。
「安全地帯」の看板の横で
人間のいない街に千切れた新聞紙が舞う…、ラストシーン。
何と残酷な光景…。
将来、世界の街がこのようにならないためにも。
◎ 今日のaikotoba
「汝の隣人を愛せよ」 (ドイツの諺)
(まぐまぐ読んでください。サイドバーにURL貼ってます)