もっと詳しく

 2021年7~9月期、わが国の実質GDP成長率は前期比年率で3.0%のマイナスだった(速報値)。同じ期の米国とユーロ圏のGDP成長率はプラスだ。主要先進国の中でわが国経済の弱さは際立つ。わが国経済の大黒柱である自動車の生産が大きく減少したことに加えて、中国の景気減速で同国向け輸出が伸び悩んだことが大きな要因である。