SBIホールディングスの北尾社長は、子会社化した新生銀行の公的資金の返済について、新生銀行を上場廃止することも選択肢との考えを示した。
【画像】SBI北尾社長は新生銀行の上場廃止も「選択肢」との考えを示した
SBIは、今年9月から行ったTOB=株式公開買付によって新生銀行株の保有率を47.7%まで高め、子会社化した。
北尾社長は「TOBは満足いく結果に終わった。3500億円という大義、血税ですからそれをやる(返済する)ことが僕の使命」と話した。
新生銀行の最大の課題である約3500億円の公的資金の返済について、北尾社長は、新生銀行の株価を必要な水準まで引き上げるのは困難として、上場を廃止し「政府へ新たに優先株を発行する選択肢もある」との考えを示した。
SBIは早期返済に向けて国と協議していく方針だ。