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アメリカ・ニューヨークの地下鉄の駅。
線路の上に、男性が横たわっていた。

異変に気付いた警察官が、線路に降りた。

倒れた男性を抱え、起こそうとしたが、なかなか動かせない。

居合わせた乗客が線路に助けに入ったその時、電車の到着を知らせるアナウンスが流れた。

急いで男性を引き上げる人たち。
奥には、電車の運転士に気付いてもらおうと、身を乗り出して手を振っている人もいた。

そして、2人がホームの上に戻ると、歓声が上がった。

電車がホームに差し掛かったのは、その直後。
もし、もう少し手間どっていたら…。

緊迫の救助劇だった。

なぜ、男性は、線路に落ちてしまったのか。

男性は、友人に会いに行くためホームで電車を待っていたところ、突然、意識を失い、転落してしまったという。

男性を救助した警察官は、「何も考えず、とにかく訓練通りに救出した」と話した。

助けられた男性は、肋骨(ろっこつ)と左腕を骨折。

現在、入院しているが、命に別条はないという。