山梨県富士吉田市にある富士急ハイランドの人気コースター「ド・ドドンパ」。新たに9人の利用者から、けがの申し出があったことが明らかになった。
「機器の異常による事故ではない」
2020年12月から2021年8月にかけて、ド・ドドンパを利用した30代から50代の男女4人が、首や胸を骨折するなどしたという報告を受け、山梨県と国交省は8月21日に立ち入り調査を行った。
4人目のけが人が出た8月12日から、ド・ドドンパは運休。
富士急ハイランドは「機器の異常による事故ではない」と判断し、4件目の事故が起きるまで県に報告してこなかった。
”世界ナンバー1”の加速力 1.56秒で時速180キロに
今回の公表を受け、富士急ハイランドは相談窓口を設置。22日までの2日間で、新たに骨折2人と負傷7人、合わせて9件の相談が寄せられたという。
“加速力世界ナンバーワン”をうたうド・ドドンパ。
以前のドドンパが、スタートから1.8秒で時速172キロに到達したのに対し、2017年にリニューアルしたド・ドドンパは、スタートから1.56秒で時速180キロに到達。加速力がさらにアップした。
利用客:
勢いはやはりすごくて。やっぱり衝撃っていう部分では、だいぶあるように感じましたね。
富士急ハイランドは、新たに寄せられた相談内容についても報告し、事実関係を確認した上で適切に対応するとしている。
(「イット!」 8月23日放送分より)