Dell 製 PC の一部のモデルで、BIOS アップグレード後に起動できなくなるといった問題が報告されている
(BleepingComputer の記事、
Neowin の記事)。
記事では影響を受けるモデルとしてノート PC の Latitude 5320 / 5520 とデスクトップ PC の Inspiron 5680 / Alienware Aurora R8 が挙げられている。
ただし、Inspiron ユーザーの報告は Windows 上の SupportAssist で BIOS アップグレードを選択したが、再起動後にハングアップしてアップグレードが実行されなかったというものであり、Neowin が引用している Alienware ユーザーの報告は BIOS と関係のない BSOD に関するものだ。これらのモデルの影響を受けるバージョンとされる BIOS アップデートプログラム (Inspiron、
Alienware) は現在も公開されている。
一方、Latitude で影響を受けるバージョンとされる BIOS アップデートプログラム (バージョン 1.14.3) は削除されており、現在はバージョン 1.13.0 が最新版となっている。約 180 台の 5320 のうち 3 台の BIOS をアップグレードしたら起動できなくなったという報告もあり、Dell の公式回答はないものの問題を認識して公開を停止したとみられる。なお、Latitude 5520 の BIOS は Precision 3360 と共通だが、こちらの問題は報告されていないようだ。
BIOS アップグレード後の問題としては、動作が不安定になって起動失敗が増えるというもののようで、起動成功時に BIOS をダウングレードできたという報告もみられる。
| ITセクション
| バグ
| ノートPC
| IT
|
関連ストーリー:
Dell の BIOS に脆弱性、129機種が影響を受ける
2021年06月26日
Dell、ゲーミングノートPC Alienware Area-51mの「前例のないアップグレード性能」は虚偽だと訴えられる
2021年06月08日
Dellのファームウェア更新プログラムに同梱されていたドライバーに脆弱性、500以上のモデルに影響
2021年05月07日
Dell SupportAssistでまた脆弱性が見つかる
2019年06月23日
BIOS破損問題を修正したデスクトップ版Ubuntu 17.10.1のISOイメージが公開される
2018年01月14日
AcerやASUS、Dell、HP、LenovoのPCにプリインストールされているソフトウェアに脆弱性が見つかる
2016年06月09日