全日本フィギュアスケート選手権、大混戦の女子フリーは、涙の決着。
その舞台裏に密着した。
ショートプログラムトップの坂本花織選手(21)が、フリーでも安定感抜群のスケーティングで全日本の頂点に。
オリンピック代表が決まる大舞台で、圧倒的な勝負強さを見せつけた。
すべてを出し切り、安堵(あんど)の涙が頬をつたう。
五輪代表一発内定 坂本花織選手「目標にしていた一発内定を有言実行できて、すごく今は、心がスカッとしています」
「自分に勝つ!」。
平昌(ピョンチャン)オリンピックの有力候補として臨みながらも4位に終わり、悔し涙に暮れた全日本から4年。
樋口新葉選手(20)が2位に入り、歓喜の涙を流した。
舞台裏では、坂本選手と抱き合い、涙で健闘をたたえ合った。
そして、17歳のニューヒロインも誕生。
河辺愛菜選手(17)は、ショート、フリーともにトリプルアクセルを完璧に決め、堂々3位に食い込んだ。
北京オリンピック代表選手は、26日夜、すべての競技終了後に発表される。