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5~11歳向けの接種が始まったら、自分の子供に新型コロナワクチンを接種させたいですか?

厚生労働省は、5~11歳の子どもへの新型コロナワクチンの接種について、早ければ、2022年2月ごろから始められる可能性があることを自治体に通知しました。
アメリカやイスラエルなど海外ではすでに5~11歳の子どもへのワクチン接種が開始されていて、効果も高いと言われています。

5~11歳のお子さんがいる方々は、自分の子供に新型コロナワクチンを接種させたいと思っているのでしょうか。

今回は、事前調査で「5~11歳のお子さんがいる」と回答した全国の男女120名ずつ、計240名を対象に、新型コロナワクチン接種についてアンケートを実施しました。

「【5~11歳のお子さんがいる方対象】新型コロナワクチン接種に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者 5~11歳のお子さんがいる男女
調査期間 2021年11月19日~11月25日
質問内容 質問1:5~11歳向けの新型コロナワクチンの接種が始まったら、子供に接種させたいと思いますか?
質問2:その回答の理由を教えてください。
質問3:あなた自身は新型コロナワクチンを接種しましたか?
質問4:自分は新型コロナワクチンを接種した(接種する予定だ)が、子供には接種させたくない理由を教えてください。
質問5:子供には新型コロナワクチンを接種させようと思うが、自分は接種しない理由を教えてください。
集計対象人数 240人(男女各120名)

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

“お父さん”よりも“お母さん”のほうが、子供に新型コロナワクチンを「接種させたくない」?

まず初めに、新型コロナワクチンの5~11歳向け接種が始まったら、子供に接種させようと思うか聞きました。

53.8%で半数以上の方は「接種させたい」と回答していました。
一方で、46.3%の方は子供には新型コロナワクチンを「接種させたくない」ようです。

この回答を男女別に集計した結果、以下のようになりました。

女性は50.8%と半数以上の方が「接種させたくない」と回答していました。
“お母さん”のほうが、自分の子供に新型コロナワクチンを接種させることについて不安があるのかもしれません。

続いて、それぞれの回答の理由についても聞いてみました。

「接種させたい」回答理由

  • 子供自身が接種したいと言っています。友達や家族にうつしたくないそうです。(50代・女性)

  • 打たないことでの差別に巻き込まれるのではないかと思った。(60代・男性)

  • コロナに感染するリスクの方が大きい。(30代・女性)

  • 新型には不安はあるけど、今後のことを考えると、ワクチンのせいで行動制限されるのが、子供としてかわいそうだから。(40代・男性)

  • 今子供ヘのコロナ感染が増えてそこから家族に感染するケースが増えているため。主人も私自身も持病がありコロナ感染は避けたい。(40代・女性)

  • 本人が意欲的だから。接種後の休みを期待しているようです。(40代・男性)

  • いつウィルスが変異して重症化リスクが高まるか分からないので、そうなって混むより先に接種させたいとも考えています。また、一回の接種という方法も考えています。(40代・男性)

  • 学校などの集団生活が多いので、万が一に備えておきたいので。(40代・男性)

  • 本人たちが打ちたいと言っている。本当は、個人的には打ちたくない。(40代・男性)

  • 現時点で自治体の19歳から12歳の子の接種率が6割超えているので思った以上に皆んな接種していると思ったから。(50代・女性)

  • いろんなリスクが有るのは承知の上、他のワクチンにもリスクがある事から、今の情勢上打たせた方がコロナウイルス抑制にもなると思うし、もし、子供がコロナに感染した時に苦しまなくて良い対策を親がしてあげなければいけないと思う。(40代・男性)

「接種させたくない」回答理由

  • まだよくわかっていないコロナウイルスに対してのワクチンは子供には接種させたくない。(40代・男性)

  • 大人でも副反応が怖いのに、コロナに万が一感染しても重症化する可能性が低い子供には絶対打たせたくない。安全性の面で信用できない。(30代・女性)

  • ワクチンの副反応とコロナ感染による後遺症などを比較するとどちらを取るべきか迷うから。(30代・女性)

  • 子供はコロナでも重篤化しないので必要ない。(30代・男性)

  • どのような副反応がでるのかまだわからないから。(40代・男性)

  • 本当はさせたくない。もし感染拡大したらさせないといけなくなるかもしれないが、今のままならさせないと思います。上の2人の子はさせたけどはっきりいって不本意です。妊娠出産の際にどう影響するかなどを考えると不安要素しかありません。(40代・女性)

  • 自分が寝込むほどの副反応があったので子どもに副反応が出ることを考えると怖いので。(40代・女性)

  • 特定の疾患がない限り、コロナでの子どもの死亡率は気にするレベルではないので、飲み薬ができるまで待つ。大人がワクチンを打ち、子どもにうつさないことのほうが先決である。(40代・女性)

  • 子供が注射ぎらいで無理だと思うから。(40代・女性)

  • 若い人ほど副反応が強く出る。検討するほどの情報がない。(40代・男性)

次に、自身は新型コロナワクチンを接種したか聞きました。

88.8%と9割近い方は「接種した(接種するつもり)」と回答していました。

この回答別に質問1の回答を集計した結果、以下のようになりました。

41.3%の方は、自分は「接種した」または「接種するつもり」だが子供には「接種させたくない」と考えているようです。

“自分は新型コロナワクチンを接種した(接種する)が、子供には接種させたくない”理由と、反対に、“子供には新型コロナワクチンを接種させようと思うが、自分は接種しない”理由について聞いてみました。

「自分は新型コロナワクチンを接種した(接種する)が、子供には接種させたくない」理由

  • 大人は重症化のリスクがあるので接種を意欲的に行った。しかし子供、特に幼児は実際の保育現場で感染後の症状が出ない感じがした。大人及び適切な年齢はしっかり接種して、子供には余計な副作用を避けさせたい。(30代・女性)

  • 娘はまだ若いのでこの先ワクチン副反応で何かあってはこまるので慎重になってしまう。(30代・女性)

  • 私は子を産み終わっているからいいんですけど、子供は不安ですね。妊娠出産を考えるとね。(40代・女性)

  • 自分は医療従事者なのでする必要があった。(40代・男性)

  • これから成長する子供とと大人では違うのではないか。(40代・男性)

  • 子供の体は未発達なので接種することで何か反応が出ると怖いと感じるため。(50代・女性)

  • 会社員なのでやむなく摂取したが子供には受けさせたくない。(40代・女性)

  • 自分の年になれば副反応にもある程度は耐えられるし、将来的な健康影響をそれほど気にしなくて良いから。(40代・男性)

「子供には新型コロナワクチンを接種させようと思うが、自分は接種しない」理由

  • 体質的にワクチンのリスクがあるので、迷ってる。(40代・男性)

  • タイミングを逃している。飲み薬も承認されそう。(50代・男性)

  • 予約が取れない。(30代・女性)

まとめ

今回の調査では、5~11歳向けの新型コロナワクチン接種についてアンケートを実施しました。

46.3%の方が、5~11歳向けの新型コロナワクチン接種が始まっても「接種させたくない」と回答していました。
理由としては、やはり「副反応が心配」という声が多く挙げられていました。

一方で、「接種させたい」と回答した方からは、「もしもコロナに感染した場合にリスクが大きい」「打たないことでの差別につながるかもしれない」「今後行動を制限されたらかわいそう」などの意見が挙がっていました。
「自分としては本当は打たせたくないが、本人が接種したいと言っている」という意見もありました。

また、41.3%の方は「自分は接種していても、子供には接種させたくない」と回答していました。

子供の接種に関して、自分の時よりも慎重に考えているという方は少なくないようです。