香港で、日曜日の昼下がりに繰り広げられた犯行の一部始終が、防犯カメラに記録されていた。
10階の窓の外に動く人影。
ゆっくりと部屋に入ってきたのは、長い竹の棒。
よく見ると、先には曲がった部品がついている。
棒は、どんどん部屋の奥に入っていくが、ターゲットは、ソファの上に置いてあるバッグ。
そして、バッグを引っ掛けると、竹の棒はするすると引っ込む。
すると、そこに奥から女性が駆け寄ったが、間に合わなかった。
犯行時間は、わずか40秒ほど。
女性は、日本円でおよそ8万3,000円の被害に遭ったという。
犯人は、どうやって10階で犯行が可能だったのか。
現地メディアによると、このビルは外壁の修繕工事で足場が設置されていた。
事件の前の日には、別の部屋でも同じような被害があったという。