ドイツの総選挙は、26日に投票が締め切られたが、単独で過半数に達する政党がなく、メルケル首相の後任となる新しい首相は、連立交渉で決まる見通し。
現地の公共放送が報じた予想得票率では、社会民主党が25.8%、メルケル首相が所属するキリスト教民主・社会同盟が24.1%と僅差での接戦となっている。
今回、メルケル氏の顔をかたどった「マジパン」と呼ばれるドイツの伝統菓子が発売された。
このように、国民からは引退を惜しむ声が上がる一方で、変革を求める声も上がっていた。
16年間首相を務め、金融危機や難民問題で強力なリーダーシップを発揮したメルケル首相。
市民からは、評価の声が多く聞かれる一方で、「時代は変化を求めている」と、新首相への期待も広がっている。
ただ、今回の選挙では、いずれの政党も過半数には届かず、首相選びは今後の連立交渉に委ねられ、難航が予想される。