情勢が緊迫するアフガニスタンから、日本人と日本に関係するアフガニスタン人が自衛隊の輸送機で隣国に退避しました。現地には、まだ出国を希望する人が残されており、政府は退避任務を継続するとしています。
政府は、きのう、自衛隊の輸送機をアフガニスタンのカブール国際空港に複数回、派遣し、57歳の日本人女性や日本政府に関係する仕事に従事してきたアフガニスタン人らをパキスタンのイスラマバードに退避させました。この女性以外の数人の日本人は残留を強く希望したということです。
一方で、現地には出国を希望する日本大使館の現地スタッフらが、まだ残されています。自衛隊員や外務省職員も活動拠点のあるイスラマバードで退避任務を続けるということですが、アメリカ軍撤退後の国外退避には難航が予想されます。