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東京の新規感染者は、過去最多となった。

28日、新たに2,848人の感染者が確認された東京都。

これまでで最も多かった1月7日の2,520人を300人以上上回り、過去最多となった。

また、重症者の数は、27日から4人増えて、82人。
そして、新たに2人の死亡が確認された。

これを受け、菅首相は27日夜、「(東京が)過去最高ということで、また全国的にも増え続けている。国民の皆さんにおかれましては、不要不急の外出は避けていただいて」と述べた。

これに先立って行われた関係閣僚との会合では、東京都の感染者のおよそ7割を30代以下が占める一方、40代、50代の入院が増えているとの情報共有がなされ、今後、4連休の人の流れの分析などを進めることを確認した。

また、埼玉では、これまでで最多の593人のほか、神奈川で758人、千葉で405人の新たな感染が確認されており、首都圏を中心に感染拡大の勢いが止まらない。

一方、感染対策の切り札とされるワクチン接種。

27日に公表された接種回数は7,938万回となり、少なくとも1回目の接種を終えた人は全体の36.9%、2回の接種を完了した人は25.5%となっている。

政府は、ファイザー製のワクチンについて、在庫があるとみなした自治体には、配分量を1割削減する方針だったが、自治体からの「在庫はない」という反発の声を受け、8月16日からの2週間分では、この方針を撤回した。

これについて、河野大臣は、「自治体の計画に影響が出ないように考慮した」と説明している。