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気象庁は28日朝、台風8号が宮城・石巻市付近に上陸したと発表した。

台風から離れているところでも、大雨に警戒が必要となる。

強風域に入っている宮城・丸森町から、仙台放送・堤勇高アナウンサーが中継でお伝えする。

宮城県の南部にある丸森町の丸森町役場前では午前6時現在、雨は全く降っていない。

上空、一部青空も見えるといった状態。

ただ時折、木が大きくしなるほどの強い風が吹いている。

丸森町では午前6時現在、町内3つの地区に警戒レベル3にあたる高齢者等避難が出されている。

また、町内7つの地区に避難所が開設され、3世帯5人の方が避難しているという。

この丸森町は、2019年の東日本台風で阿武隈川の支流が氾濫し、この役場周辺が浸水するなど、非常に大きな被害を受けた。

気象庁は、土砂災害や河川の氾濫などに警戒するよう呼びかけている。

気象庁は、台風8号が28日朝、宮城・石巻市付近に上陸したと発表した。
宮城県に上陸したのは、統計開始以来初めて。

その後、29日には日本海で温帯低気圧に変わる予想。

この台風の影響で、すでに東北の太平洋側では大雨となっている。

28日朝は、岩手・山田町で37.5mmの激しい雨を観測したほか、福島・南相馬市では、24時間雨量が129mmに達している。

29日午前6時までに予想される雨量は、多いところで東北で100mmなどとなっている。

土砂災害や河川の増水に警戒が必要となる。