プロ野球のペナントレースで最も意外な結果に終わった球団と言えば、ソフトバンクではないだろうか。4年連続日本一に輝き、今年も優勝候補の筆頭に挙げられていながらも、得意の交流戦で躓くと、夏場以降も巻き返すことができずに、まさかの4位でシーズンを終えた。2005年に親会社がソフトバンクとなってから、Bクラスに沈んだのは、これが3回目である。シーズン終了を待たずに工藤公康監督の退任が発表され、来季に向けての補強が噂されているが、今年の戦いぶりを見ていると、パ・リーグの覇権を奪還することは決して簡単なことではないだろう。