オミクロン株の感染が各地で広がりを見せる中、年末年始の帰省ラッシュが始まった。
羽田空港の保安検査場の入り口には、ものすごい列ができていた。
年の瀬を迎え、帰省ラッシュが始まった28日の羽田空港。
大阪へ帰省する人「祖父母も孫に会いたがっているので、感染対策をしっかりして」
オミクロン株への警戒感が強まる中、空港では…。
東京都民を対象に無料でPCR検査などが受けられる施設で、帰省前に検査を受けようとする人の列が続いていた。
広島へ帰省する大学生(20)「家族が心配するので、(検査を)受けようと思って受けた。あと30分後くらいで、(結果が)出てくるので」
この施設での検査は、予約が必要で、高精度のPCR検査や、30分で結果がわかる抗原検査を受けることができる。
抗原検査を受けた、広島へ帰省する大学生は、「陰性でした。これで安心して帰れるなと」と話した。
早速、実家の両親にLINEで報告。
広島へ帰省する大学生(20)「久々に帰るので、すごく楽しみです」
一方、東京駅でも、各地へ帰省する人たちが、新幹線のホームで列を作った。
2020年の年末は、感染拡大が深刻で、閑散としていたが、2021年は帰省客が戻った。
28日から2022年1月5日までの、東海道新幹線の指定席の予約率は38%で、2020年のおよそ3倍、コロナ前の7割ほどだという。
東海道新幹線の下りのピークは29日、上りのピークは2022年1月3日になるとみられる。