写真の中で笑顔を見せる親子。
マイケル・テイラー被告(60)と、息子のピーター被告(28)。
日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の逃亡を手助けした罪に問われた2人に、28日付で実刑判決が確定した。
かつて、アメリカの特殊部隊「グリーンベレー」の隊員だったマイケル被告は、確定前、東京拘置所でFNNの取材に応じていた。
松川沙紀記者「今の気分は?」
マイケル被告「拘置所に入っているから、あまりよくない」
質問に気さくに答えるマイケル被告。
ゴーン被告についてはノーコメントを貫き、「彼には自由がある」とただ一言。
一方、判決では犯行の主な動機は高額な報酬にあったと認定されたが、そこには思わぬ誤算があったという。
マイケル被告「アメリカと日本の弁護士費用に150万ドル(約1億6,500万円)かかった。これがビジネスなら倒産している」
ゴーン被告からの報酬は、裁判での弁護士費用に消え、利益はなかったという。
大胆な犯行がもたらしたのは、割に合わない結末だった。