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台湾の蔡英文総統が、アメリカ軍が駐留していることを初めて認めた。

蔡総統は、27日に放送されたアメリカ・CNNテレビのインタビューで、これまで取り沙汰されていた、台湾軍を訓練するアメリカ軍部隊の駐留を初めて認め、「アメリカとは防衛能力の向上を目的とした幅広い協力をしている」と述べた。

規模については、「人々が思うほど多くはない」としつつ、「中国の脅威は日々増している」として、日本を含む各国に協力を呼びかけた。

アメリカは、1979年の中国との国交樹立までは、同盟国として台湾に部隊を駐留させていたが、その後は、台湾が武力攻撃を受けた際の対応を明確にしない「あいまい戦略」を続けていた。

中国外務省は、「アメリカと台湾のすべての形式の公的接触、軍事的連係に断固反対する」と反発している。