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アメリカとロシアの関係が冷戦後最悪とされるほど冷え込む中、両国の代表団が、核軍縮などについて話し合う「戦略的安定対話」を初めて開催した。

スイスのジュネーブで28日に行われた協議には、アメリカからシャーマン国務副長官、ロシアからリャプコフ外務次官が出席し、現在の安全保障環境や新たな核軍縮の見通しなどについて
話し合った。

核戦争のリスク低減が重要

アメリカ国務省は声明で、両国の関係が「緊張している時であっても、核戦争のリスクを低減することが重要」と指摘し、「議論は専門的かつ実質的だった」と強調。両国は、9月末に改めて協議を行うことなどで合意した。

「戦略的安定対話」は、アメリカへのサイバー攻撃などをめぐって両国の対立が続く中、先月、バイデン大統領とプーチン大統領の首脳会談で合意していたもので、今回初めて開催された。