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新規感染者数が全国で1万人に迫るなど、新型コロナウイルス感染の急速な拡大を受け、政府は近く、首都圏3県への緊急事態宣言を発令する方向で検討している。

最新の検討状況について、フジテレビ政治部・鹿嶋豪心記者が中継でお伝えする。

ある政府関係者は、「宣言に効果があるかわからないが、ほかに打つ手がない」と話すなど、政府の対策には手詰まり感が出ている。

緊急事態宣言は新たに、埼玉、千葉、神奈川の3県への発令が検討されていて、大阪府については、発令の是非を検討している。

期間は、東京都や沖縄県と同じ、8月22日までが想定されている。

宣言を出す理由について、政府関係者は「神奈川の感染者数が1,000人を超えたことが大きい」、「酒類の提供をより厳しく制限する必要がある」と話すが、宣言中の東京で感染が急拡大していることから、効果を疑問視する声もある。

菅首相は、29日午後に関係閣僚と宣言を出す地域などを協議したうえで、30日にも対策本部を開いて正式決定する見通し。