物干しざおを、高額な代金で不正に売りつけた疑いで、男が逮捕された。
訪問販売業の能登谷豪容疑者(40)。
能登谷容疑者は2021年4月から10月の間、茨城・日立市や五霞町の男女3人に、クーリングオフ制度の説明をせずに物干しざおを売りつけた、特定商取引法違反の疑いが持たれている。
被害に遭った五霞町の男性に対する犯行の手口はこうだった。
ステンレス製の物干しざお2本が「イチキュッパ」とうたい、購入を申し出た男性に対し、物干しざおを自宅の物干し台に合わせてカットする。
そのうえで、「代金は1万9,800円。もうオーダーしてしまったものだから、キャンセルがきかない。金払うまで帰らないよ。」と迫る。
結局、五霞町の男性は、さお2本に加え、物干し台まで購入させられた。
その額は40万円。
さらに、渡された領収書には、うその連絡先が記載されていたという。
調べに対し、能登谷容疑者は容疑を否認している。
能登谷容疑者「相手を脅してはいない」
イチキュッパをうたって客を集める犯行について、街の人はどう思うのだろうか。
街の人「そういうのは、最初からイチキュッパではなく、いくらですというのを言ってほしい」
茨城県では、同様の被害が3件、被害額にして53万5,000円分が確認されていて、警察が関連を調べている。