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この夏も記録的大雨など全国各地で災害が発生する中、9月1日「防災の日」を前に都内の百貨店では、「防災フェア」が開催されている。

西武池袋本店「備えたくなる防災フェア」(9月7日まで)

【画像】4キロの鉄球に耐える折りたたみヘルメット

西武池袋本店インテリア雑貨担当・林由衣さん:
自然災害が多くなって、多くのお客様がご来店されているなという意識はあります

インテリアとしても部屋に飾れる簡易トイレ「アートトワレチューリップ」(1760円)や、大雨などから避難する際にも使える防水機能がついた、ソーラー充電ができるライト「エムパワードラックスプロ」(6050円)など、相次ぐ災害で高まる「防災への意識」から新商品が続々登場している。

そこで「災害時に大活躍!最新防災アイテムの性能」をスゴ撮する。

4キロの鉄球も耐えるヘルメット

まずは、避難所で使えるSunRuck「エアーベッド」(1万5800円)。

防水加工が施され蒸れにくく、通気性にも優れた商品だが、最大の特徴は…

イー・エム・エー・小山詩織さん:
特別な道具を使わずに、手だけで約5秒で膨らませることができます

膨らませるのにかかる時間が約5秒だということで、さっそく試してみる。
上下に振って、横向きにして空気を入れ、

最後に口を閉じれば完成。その時間は6秒28。

重さは約1キロで、移動が楽。また、使い終わると畳んで持ち運べる。

次は、避難所で寒さをしのげる便利な「アルミシート」。アイリスオーヤマ「非常用保温アルミシート寝袋型」(1100円)。

一般的なアルミシートは羽織って体を温めるが、この商品は、寝袋タイプ。一般的なアルミシートでは出てしまう、足元まで全身をスッポリと覆ってくれる。

アイリスオーヤマハードライン事業部ハード事業部・手代木厚志事業部長:
熱が逃げにくくすき間がないので、つま先まで保温効果抜群です

その保温効果を確かめるため、番組では今回、冷凍車を用意。救急救命士・鈴木康史さん立ち合いの元、「保温性をサーモカメラ」でスゴ撮する。
冷凍車に入るのは、北海道出身で寒さに強いめざまし取材班。

まずは、冷凍車を10℃に設定し、一般的なアルミシートを身にまとって入る。

めざまし取材班:
上半身はかなり暖かいです

しかし3分後、寒さに強いスタッフに変化が起きた。

めざまし取材班:
足元のすき間がある部分から少しずつ冷気が入ってきて、ちょっとずつ肌寒く感じています

ここで、5分が経過。サーモカメラで見てみると、腕は温かい赤や白を示しているが、上半身や足の大部分はほとんど青くなり冷えているという結果になった。

続いて、寝袋タイプのアルミシートにくるまり5分間調査。

めざまし取材班:
全身が包まれているので、 足先も冷えずかなり暖かいです

そして、5分後、検証を終了。

ーー大丈夫?寒く無いですか?

めざまし取材班:
実際寒くないですね

サーモカメラを見てみると、確かにつま先まで赤く温かい状態が保たれているのがわかり、高い保温効果を発揮していた。

次は、一見、裏返ったお皿のような見た目だが、1秒で組み立てられる「折りたたみヘルメット」。
DICプラスチック「IZANO2」(5500円前後 実勢価格)。

完成すると約14センチの高さになるが、折りたためば半分以下の6センチになる。

そんな折りたためるヘルメット、気になるのが頑丈さである。

DICプラスチック技術本部産業資材技術部・山村浩之課長:
コンパクトですが、とても丈夫にできているので、鉄球を落としていただいても大丈夫です

そこで用意したのは、重さ4キロの鉄球。これを1メートルの高さから落とし、その強度をスーパースローカメラでスゴ撮する。

上から落ちてきた鉄球は、一直線でヘルメットへ。そして接触。しかし、びくともしないヘルメット。
コンパクトでも、ヘルメットの厚さを工夫することで「頭を守る」頑丈さを実現したということだ。

たき火で体を温めながら発電可能

次は、避難所でみなさん困るという「電源」。その「電源」の代わりになってくれる防災アイテムが、LDK「tovos」(1万9800円)。

LDK tovos担当・岡田朗さん:
太陽光を使って発電ができる商品です

側面の取っ手を引っ張ると、巻物のように長さ43センチのソーラーパネルが登場。太陽の光を吸収して発電するほか、蓄電してスマホなどを充電。

フル充電で、30時間連続で使用できる3色のランタンなどの機能を集約している。8月30日までクラウドファンディングで購入が可能だ。

次は、アウトドア総合ブランドの「モンベル」が、2021年リニューアル発売した商品「キャンプストーブ2PLUS」(1万9800円)。

モンベル広報部・小野立さん:
炎の熱で発電する、非常時に役立つアウトドア用ストーブです

では、どのくらいで発電できるのか?電源が切れたスマホを使ってスゴ撮する。
ストーブに充電器を挿し、スマホに繋げる。

火をつけてスイッチを入れると、真っ赤な火が燃え続ける中、スマホの電源がオンになった。かかった時間は約3分だった。

実は、たき火で体を温めながら火の熱で発電ができるアイテム。本体に小枝などの燃えやすい物をセットし、火をつけて電源を入れるだけで発電されるという仕組みだという。

電気はバッテリーに蓄えることもでき、2021年のリニューアルで蓄電量が20%アップしたということだ。

また、これからの台風シーズン。傘などでは防ぎきれない雨などに活躍が期待できるのが、作業着やキャンプ用品を展開するワークマンで累計17万枚売れているレインコート「R1300 3レイヤー透湿ストレッチレインスーツ」(4900円)。

ワークマン広報部・伊藤磨耶さん:
通常の雨はもちろん、嵐や豪雨でも耐えられるような防水性の高い商品となっております

「レインコート」に、園芸用のホースで3分間水をかけてみる。

中のグレーのTシャツはさらさらのままで、水を通していないことがわかった。

皆さんも、まさかという時の備えに最新商品をチェックしてみてはいかがだろうか。

(「めざましテレビ」8月30日放送より)