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日本、アメリカ、台湾の議員による初めての「戦略対話」に出席した安倍前首相は、「香港で起きたことを台湾で起こしてはならない」と述べ、台頭する中国を念頭に、日米台の連携の重要性を強調した。

安倍前首相「21世紀の国際社会における最大のテーマは、台頭する中国とどのように向き合っていくか。香港で起こったことが、台湾で決して起こってはならない」

「日米台戦略対話」は、日本の超党派の議員連盟の主催で初めて開催され、アメリカからは駐日大使を務めたハガティ上院議員、台湾から国会の議長にあたる游錫コン立法院長らがオンラインで参加した。

日本側を代表してあいさつした安倍氏は、「日本・台湾・アメリカの連携が深まっていくことを世界に示すことで地域が安定していく」と述べたうえで、台湾のWHO(世界保健機関)へのオブザーバー参加や、TPP(環太平洋経済連携協定)参加に期待感を示した。