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29日で東京オリンピックは7日目を迎えた。

体操日本女子の悲願、個人種目でのメダル獲得を狙うのは、日本のエース・村上茉愛選手(24)

最初の種目は平均台。
連続技での加点。
そして、難度の高いターンなど、安定感のある演技を披露し、幸先のいいスタートを切った。

そして、2種目は、村上選手が最も得意とするゆか。
チームメートもかたずをのんでを見守った。
序盤、足持ちでの3回ターンや、村上選手の代名詞、H難度のシリバスを決め、勢いに乗ると、最後まで躍動感のある動きで、出場選手中唯一の14点台をたたき出した。

勢いに乗った村上選手は、続く跳馬で、ユルチェンコ2回ひねりを完璧に実施。
しっかりと閉じられた脚。
そして、着地は真ん中にぴたり。
美しい跳馬に、思わず笑顔がはじけた。

しかし、その村上選手を超える輝きを放ったのは、女王の座を狙う世界のライバルたち。
村上の前に大きく立ちふさがった。

3種目目を終えた時点で、メダル圏内まで1.233差の6位。

メダル獲得への運命の最終種目は、予選そして団体決勝とミスが続いた段違い平行棒。
村上選手はノーミス。

そして見事な着地も、メダルには及ばず5位。
悲願達成とはならなかったが、充実の表情で個人総合の演技を終えた。

村上茉愛選手「メダルには全然届く点数ではないんですけど、本来の自分の最大限の力が発揮できて、5位まで食い込めたので、いい報告ができるかなと思います」