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全国の新型コロナウイルスの新規感染者が、初めて1万人を超える中、政府は、埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県に対して、緊急事態宣言を出す方針を固めた。

29日、全国の新規感染者は1万689人。
初めて1万人を超えた。

東京都の3,865人、神奈川県の1,164人、沖縄県の392人、いずれも過去最多。

また、大阪府では、5月11日以来の900人超えとなる932人の感染が確認された。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫氏「これまで経験したことのない、爆発的な感染拡大に向かっている」

2日連続で新規感染者数が3,000人を超えた東京都。

重症者は1人増えて81人となった。

感染の急拡大が続く中、関係閣僚と対応を協議した菅首相。

菅首相「緊急事態宣言やまん延防止等の措置、あす専門家の会議にかけることを決定した」

政府は、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府の4府県に対し、8月2日から8月31日を期限に緊急事態宣言を出す方針を固めた。

すでに宣言が出ている東京都と沖縄県の期限も、8月31日まで延長する方針。

また、北海道、石川県、京都府、兵庫県、福岡県に、新たにまん延防止等重点措置を適用する方針。

29日夜、西村経済再生担当相とテレビ会議を開いた、首都圏3県の知事は。

神奈川県・黒岩知事「こういったお願いばかりするのは、われわれも本当につらい思いでいっぱいだ」

埼玉県・大野知事「飲食店をはじめとする事業者の皆さまが、迅速に経済を再び上向きにさせることに参加いただくためにも、丁寧に理解を求めたい」

千葉県・熊谷知事「ワクチン接種が一定程度広がるまで、あと残りわずかな間、ぜひとも理解をしていただきたい」

一方、政府が公表したワクチンの接種回数は29日、8,259万回を超え、少なくとも1回目の接種を終えた人は、全体の38%。

2回目の接種を完了した人は27%となっている。