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29日で東京オリンピックは7日目を迎えた。

卓球女子シングルスに伊藤美誠選手(20)がメダルを懸けた戦いに挑んだ。

日本女子シングルス初の決勝進出へ。
準決勝に臨んだ伊藤美誠選手。

相手は、直近で4連敗中と相性の悪い中国のソン・エイサ選手。
序盤から相手のペースに押され、第1ゲームを落とした。

それでも第2ゲーム、混合ダブルスとの2冠を目指す伊藤選手も巻き返し、9 – 3とリードを広げた。

しかし、ソン・エイサ選手が怒涛の追い上げ。
同点に追いつかれると、第2ゲームもまさかの逆転で落とした。

伊藤選手は、最後まで自分のペースに持ち込めず、ストレート負け。
残る3位決定戦に回った。

勝てば、日本女子シングルス初のメダル獲得となる3位決定戦。
対するシンガポールのユー・モンユー選手は、準々決勝で石川佳純選手を破った31歳のベテラン。

第1ゲーム、ユー・モンユー選手の粘りに伊藤選手はミスを連発。
6 – 11で奪われた。

しかし、第2ゲームに入ると、だんだんとさまざま繰り出すサーブが効くようになっていき、第2ゲームを取り返した。

勢いに乗った伊藤選手は、6連続ポイントを奪い、第3ゲームを奪取。

続く第4ゲームを奪い、迎えた第5ゲーム。
伊藤らしいスピード感のあるプレーで圧倒。

日本女子シングルス初のメダル獲得。
混合ダブルスの金に続き、日本卓球界に新たな歴史を刻んだ。

伊藤美誠選手「やっぱり悔しい気持ちは全然残っているので、団体戦でしっかりリベンジを果たせるように、1戦1戦頑張っていきたいと思います」、「(女子シングルスでは史上初のことですよ。すごいことじゃないですか?)すごいことなんでしょうけど、わたしにはあまり実感がまだなくて、ミックスダブルスの優勝も全然実感がまだないので、金メダルを見たのはその日だけなので、団体戦が終わってから、ゆっくりじっくり見たいと思います」